暗闇に包まれたステージに響く足音……




  
  静かに現れる黒いクグツの姿





  
  井戸を見つめ、錫杖を突き立てるクグツ。
  するとステージに変化が現れる……





  
  井戸から伸びる手





  
  そこに生まれたのは二人の童子と姫であった。
  出てきた二人の姿を確認してクグツは去ってゆく。





  
  「よくもまぁ、これだけ美味そうな子供が揃ったな」
  「カメラを持った大人もいけそうだな」




    
  「これであの子もぐんと大きくなる」

  そういいながら観客席へと詰め寄る姫と童子。
  そして二人の手が最前列の人間へと伸びたその時



  『そこまでだっ!』
  『やけにはしゃいでるね』
  会場に鳴り響く笛と弦の音。





    
  「「ハッ!」」
  「鬼」「鬼か……」

  清めの音と共に現れたのは二人の鬼、イブキ・トドロキだった。
  二人の鬼が会場の人達を守るために姫と童子に立ち向かう!





  
  観客席を所狭しと駆け抜けるイブキと童子。





  
  鬼に押され、童子と姫がステージへと逃げて行く。





  
  「逃がすか!」
  それを追ってイブキ・トドロキもステージへと上がる。





  
  会場で再び繰り広げられる戦い。





  
  「これで終わりだ!」
  追い詰めた姫にイブキが烈風を突きつける。
  だが、決着が付いたかに見えたその時、会場に異変が起こった。





  
  会場内に鳴り響く笛の音。
  その音を受け、二人の鬼が苦しみだす!





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