領主の狩猟刀

とある国の領主が狩猟の際に必ず持ち歩き、快楽にまかせて
森の動物を根絶やしにしたという伝説の残る刀。数十年後、
領主の孫が新しい領主となった際、この刀を受け継いだ。

新しい領主は柔和な性格で、狩猟も熱心ではなかったが、こ
の刀を手にしてからは好んで狩猟に出るようになった。

領主はしだいに奇怪な行動をとるようになっていった。食べ
物を皿から直接舐めとるようになり、城内でも這い回る姿を
たびたび目撃された。やがて、領主は姿を消した。

領主の行方は誰も知らない。ただ、今でも城の地下からは、
獣のような叫び声が聞こえるという。

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