黒の誓約

むかしむかし、ある所に。七人の少年がいました。
少年達は同じ場所で生まれましたが、兄弟ではありませんでした。
でも、みんな仲良しで楽しく暮らしていました。

ある寒い夜。占い師がやってきて言いました。「お前達兄弟の中に
裏切り者がいる」少年達はその占いを信じませんでしたが、翌朝に
なると七人のうち一人が殺されていました。

それから毎晩一人ずつ殺されていきました。明日は自分が殺される
かもしれません。少年達はお互いを疑いはじめ、誰を信じていいの
かわからなくなっていきました。

6日後の朝。最後に生き残った少年が立っていました。結局誰が裏
切り者だったのかはわかりません。少年は血まみれの手を見ながら
「裏切り者を探しに行かなきゃ」と笑いました。