守りの槍
Weapon Story

  牛を飼うことで生計を立てている小さな村があっ
  た。だが、その牛を狙って狼の一団が村を襲うよ
  うになる。

  牛飼い達は必死で守ろうとしたが、狡猾な白い狼
  があざけるかのように村人達をあざむき、日々犠
  牲になる牛が増えていった。

  「村を捨てよう」そんな話が出たときに、村でいち
  ばん無口だった牛飼いが槍を持って外に出て
  いった。村人達に誰一人止める者はいなかった。

  二日後、村の近くで白狼の死体と槍だけが横た
  わっていた。村人達は牛飼いがいつでも戻れる
  ように、槍を村の入り口に掲げ、大切にしたという。

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