焔の簧

「火炎」の意味を持つ剣。波状の刃は相手の傷口
を広げ致命傷を負わせる。元々、この剣はどこに
でもある普通の剣だったという。

太古の時代、竜との果たし合いに挑んだ者がいた。
灼熱の炎に溶かされ続ける刀身。戦士は最後の
力を振り絞り竜の舌を引き抜き刀身に巻きつける。

刀身は瞬く間に炎に包まれ、竜の炎と互角の力を
持つようになる。しかし、その灼熱ゆえ最後には
竜も兵士も灰となり、この剣だけが残った。

以来、この剣には竜の炎の力と強力な魔力が宿り、
力のないものが振るおうとするとたちまち紅蓮の
炎にその身が包まれてしまうという。

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