髑髏の宴

邪神に魂を捧げた司祭が持っていたメイス。
まだ邪教団が小さな集まりだった頃、司祭は神か
らの啓示を受ける。「新鮮な人間の魂を神に…」

司祭は、生贄として邪神に捧げられた人間達の
首を、鎚にくくりつけてゆく。次第に怪しげな
覇気を放つようになっていくメイス……。

邪教団が大きくなっていくにつれ増える髑髏。
やがて、増えた髑髏たちは一人の男の顔へと変貌
を遂げていく。司祭にも見覚えがある顔。

それは、司祭の顔であった。邪神への完全な
忠誠心から、悪魔に姿を変貌させた司祭は、
人間である自分の姿と決別したのであった。