斉天の赤杖

かつて偉い僧侶が。聖典を
受け取る為に、三人のお供と共に、
遥か西の国を目指し旅立った。

旅の途中、立ち寄った村には、
施しを行い、またある時には、
人々を苦しめる魔物の
退治なども行った。

お供の一人であった、この杖の
所持者は、魔物退治を得意とし、
その強大な力で僧侶を守護しながら
西の国を目指した。

遂に辿り着いた西の国で、聖典を
受け取った僧侶は、お供のものに
感謝し、それぞれに相応しい
“名”を贈ったという。