黒の慟哭

君がため剣を取りて戦場に、我が胸中は恐れを知らず。ただ愛しき
想いに恋焦がれるのみ。

君がため剣振るいし我が袖に、人の血糊の痕が残りし。湯気立つそ
れに笑みぞ零れる。

君がため血煙り上げる我が剣、狩りし首級は百を下らず。今際の際
の声ぞ楽しき。

君がため首を寄越せと我叫ぶ、逃げ回りし君を捕えて首を狩り取
る。君がためきみがためきみがため--きみはだれか。