百獣の剣

むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の次男は軍隊をひきいる将軍様でした。
軍隊はとても暴力的でみんなおびえていました。

将軍は戦争が好きでした。
もえた街や転がる死体を見ることが好きでした。将軍は征服することではなく、滅ぼす事だけを命じました。
機械のように訓練された兵隊達は将軍様のために村や街や国をぜーんぶ滅ぼしていきました。
将軍様はそれを見ながらグフグフグフと下品な声でわらいます。

軍隊はひたすらに進軍しました。
海の国も、山の国も、夏の国も、冬の国も、東の国も、西の国も、見境なく滅ぼしていきました。
絶対的な将軍様の命令に従い、ずーっと何年も何年もひたすら殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺しまくりました。

やがて軍隊はある国に到着しました。
街の人も兵隊もお姫様も王子様もみんなみーんな槍で突き殺しました。最後にみすぼらしい将軍が涙ながらに命乞いをしてきましたがすぐに殺しました。
その将軍の顔はどこかで見たような顔でした。兵隊達は思い出そうとしましたが、将軍の娘が現れたとたんにその子を突き殺すのに夢中になり、二度とその事を考える事はありませんでした。

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